脚の切断レベルによって、必要な義足はどう変わりますか?
脚の切断は、足部の部分切断から膝より上まで、5つのレベルに分けられます。それぞれのレベルで、残る関節と義足のつくりがどう変わるのか。
膝から下で切断し、ご自身の膝が残っている方へ。まずはしっくりくるソケット、次に自信のある一歩、そして満足できる見た目。以下の製品の種類も、その順番に並べています。
下腿義足は、ソケット、ライナー、連結部品、足部で構成されます。合う組み合わせは、断端の形、皮膚の状態、一日にどれだけ歩くかによって決まります。この順番で、一緒に決めていきます。
ソケット・ライナー
ソケットは断端と義足全体をつなぐ部分で、一人ひとりに合わせて新しくつくります。合っていなければ、どんなに優れた足部も本来の働きができません。断端を確認して採型し、透明なチェックソケットで圧迫される箇所やすき間を確かめてから、最終的なソケットをつくります。
金属ピン付きのライナーを、ソケット底部のロックにカチッとはめ込みます。機械的に確実で、装着が簡単、追加の部品も不要です。
向いている方断端が短く義足が抜けないか心配な方、簡単に装着したい方
ピンロック式と吸着式の比較 →ピンのないライナーで断端全体を覆い、バルブから空気を抜いて、スリーブで上端を密閉します。表面全体で脚を保持するため、軽く感じられる傾向があります。
向いている方長時間立つ・歩く方、断端が敏感な方
前面が開くため、狭い縁を通さずに断端を入れられ、ストラップとバックルで閉じます。フォームの内層が断端にクッション性を加えます。
向いている方足首に近い位置での切断で、断端が長い方
オープンソケットの事例 →| ライナーの種類 | 特徴 | 検討する場合 |
|---|---|---|
| ソフトジェル(シリコーン) | 柔らかいジェルが皮膚への圧迫を和らげる。快適さを重視 | 日常の歩行、幅広い方に |
| 熱可塑性ジェル | 耐久性があり安定。特殊な断端の形にもよくなじむ | 骨の突出、特殊な形状、敏感な皮膚 |
| 粘弾性 | 衝撃吸収と復元のバランス。凹凸にぴったりなじむ | 圧迫を一か所に集中させてはいけない場合 |
ライナーは、断端に最初に着ける薄いスリーブ状のものです。誰にでも合うライナーはありません。厚さや素材は、断端、活動量、皮膚、義足に合わせて決めます。ライナーガイド →
義足の足部
ご自身の膝が残っている場合、一歩一歩の感覚は足部に大きく左右されます。単純に優れている足部というものはなく、歩く地面、履く靴、活動量で決まります。良い足部も合ったソケットの上でこそ働くため、まずソケットとアライメントを確認します。
足首の角度は固定されたまま、カーボン製のキールがしなって反発し、一歩ごとに前へ押し出します。シンプルで軽量です。断端が長く床までのスペースが少ない場合は、ロープロファイルの足部を選びます。
向いている方主に同じような靴を履く方、できるだけ軽い義足を望む方
足部の選び方 →油圧ユニットにより、足首が設定範囲内でなめらかに前後へ傾き、足裏がスロープや階段に沿います。ヒールの高さの小さな違いは足首が吸収します。
向いている方坂道や階段が多い方、立ったときの安定を重視する方
例:Echelon ER
油圧式足継手について →ボタンで足首のロックを外し、新しい靴に合わせて角度を設定して、再びロックします。膝が前後に押されることなく、スニーカー、革靴、サンダルを履き替えられます。
向いている方仕事や行事で革靴が必要な方、よく靴を履き替える方
例:Pro-Flex LP Align
ヒール高調整足部について →| 足継手固定の足部 | 油圧式足継手 | ヒール高調整 | |
|---|---|---|---|
| ヒール高の変化 | 装着時に一つのヒール高に合わせて設定 | 小さな違いは足首が吸収 | 大きな違いはご自身で角度を再設定 |
| 調整 | 不要 | 不要 | 靴を替えるたびに |
| 日常生活 | 主に同じような靴 | 坂道や階段が多い | スニーカー、革靴、サンダルを履き替える |
一般的な特徴です。体重制限、活動レベル、防水性は製品によって異なります。
シリコーン製防水カバー
義足には金属の連結部品があり、頻繁に水がかかるとさびや腐食が起こることがあります。当社のシリコーン製防水カバーは、お客様の義足と脚に合わせてつくります。部品を水や汚れから守り、反対側の脚の形と肌の色に合わせるので、自信をもってショートパンツをはくことができます。
ご相談でよくいただく質問と、当院での実際の装着例。

脚の切断は、足部の部分切断から膝より上まで、5つのレベルに分けられます。それぞれのレベルで、残る関節と義足のつくりがどう変わるのか。

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膝が残る下腿切断は、比較的良いスタートを切れます。歩行が安定すれば、旅行やハイキング、ランニングをする方も多くいます。旅行の前に確認したいこと。
欠損部の写真と、もう一度やりたいことを短く添えてお送りください。適した方法、見込みの期間、個別のお見積もりをご提案します。