下腿義足で補助なしに歩けるまで、どのくらいかかるのか? 糖尿病による切断から9か月

義足を受け取ることは、歩くことの終わりではなく始まりです。このお客様は義足の製作前にシリコーンライナーで断端を準備し、最初の数か月は歩行器で練習しました。3か月ごとの定期チェックを受けながら、3か月目には歩行器なしで歩けるようになり、9か月目には平地・坂道・階段を以前より力強く歩けるようになりました。期間や結果には個人差があります。
お客様はどこから始めたのでしょうか?
お客様は糖尿病が原因で片足を失い、もう一方の足の指も何本か失っていました。術後に義足を装着するのは今回が初の経験で、最初のご相談では期待よりも不安のほうが大きかったそうです。本当にちゃんと歩けるようになるのか、料金は正直に説明されているのか。配偶者の方と一緒にいくつかの製作所を比べたうえで、Silobionicにお越しになりました。
両足とも健全でない場合は、義足を着ける側だけでなく、残っている足にかかる負担も考えなければなりません。そこで急がずに、段階を踏んで進めることにしました。
義足の製作前には何をしたのでしょうか?
型取りの前に、お客様は断端をケアし義足に備えるため、シリコーンライナー(断端に直接着ける柔らかいスリーブ)を定期的に着用しました。今回、その期間は約1か月でした。ライナーの種類については別の記事で扱っているため、ここでは簡単にとどめます。
その間も連絡を取り合い、疑問や違和感が出てくるたびに話し合いました。ライナー期間を終えて型取りのために来院されたとき、お客様は「これなら安心して任せられる」と何度もおっしゃいました。

9か月で歩き方はどう変わったのでしょうか?
| 段階 | 歩行 | 一緒に取り組んだこと |
|---|---|---|
| 義足製作前 | 断端の準備 | ライナーの着用、違和感を確認するための定期的な連絡 |
| 最初の数か月(1–3か月) | 歩行器で体重を支えながら練習 | 歩行訓練、違和感のある箇所の確認 |
| 3か月目の定期チェック | 歩行器なしで一人で歩行、わずかに足を引きずる | 歩き方とフィットの確認 |
| 6か月目の定期チェック | 歩行が改善しているかの確認 | 違和感がないかの確認 |
| 9か月目の定期チェック | 平地・上り坂・階段を以前より力強く歩行 | 平地・スロープ・階段での歩行テスト |
これはお一人の記録です。一人で歩けるようになるまでの期間は、断端の状態や筋力、その他の健康状態によって大きく異なります。
なぜ3か月ごとにお会いするのでしょうか?
義足は一度受け取れば終わりというものではなく、毎日使う道具です。歩き方が上達し体が変化するにつれて、フィットの一部を見直す必要が出てきます。定期的にお会いすることで、違和感を長く我慢することが減り、前回の来院時と歩き方を比べることもできます。定期チェックでは主に次の点を確認します。
- 歩き方 — 足の引きずり、左右のバランス、歩幅
- フィット — ソケットの中でゆるい所やきつい所がないか
- 皮膚 — 赤みや擦れ。糖尿病があると感覚が鈍り気づきにくいため、目で見て確認する必要があります
- 日常生活 — 新たにやってみたいこと、まだ難しい場所(階段、坂道)
ソケットがゆるくなったサインや、糖尿病による切断の前後のフットケアについては、別の記事で扱っています。
これから義足を使い始める方へ
- 初日から一人で歩けると期待するより、歩行補助具を使いながら一段ずつ進むものと考えるとよいでしょう。
- 歩けるようになるのか、費用はどのくらいかといったご不安は、そのままご相談の場でお話しください。費用は部品とソケットの設計によって異なります。韓国にお住まいの方は、韓国の国民健康保険や労災補償の支援対象かどうかを関係機関にご確認いただけます。海外のお客様には、ご相談の際にご案内します。
- 運動の強さや断端に体重をかけ始める時期は、主治医やリハビリチームと相談して決めてください。
よくあるご質問
下腿義足を受け取ったら、すぐに一人で歩けますか?
このお客様は最初の数か月は歩行器で練習し、3か月目の定期チェックでは歩行器なしで歩いていました。かかる期間は断端の状態や全身の健康状態によって異なります。
義足を製作する前に、なぜライナーを着けるのですか?
断端をケアし、義足を装着できるよう準備するためです。このお客様は約1か月着用しましたが、適切な期間は断端の状態によって異なります。
義足を受け取った後も、なぜ通い続けるのですか?
歩き方や体が変化するにつれて、それに合わせて義足の調整が必要になるからです。このお客様は3か月ごとに定期チェックを受けました。
糖尿病による切断の後でも義足をつくれますか?
傷と断端が落ち着いていることを主治医に確認してから、ご相談にお越しください。計画を立てる際には、反対側の足の状態も確認します。