脚の切断レベルによって、必要な義足はどう変わりますか?

脚の切断は一般に足部の一部、足関節、膝下、膝関節、膝上の5つのレベルで説明されます。レベルによってどの関節が残り、義足をどう構成するかが決まります。膝が残っていればソケットと足部が役割を担い、残っていなければ膝継手が加わります。
「切断レベル」とは何ですか?
切断レベルとは、脚のどの位置で切断したかを表すものです。義足を設計する際は、残っている長さと同じくらいどの関節が残っているかが重要です。足首と膝が残っているかどうかで、歩き方、必要な部品、慣れ方が変わります。
突然の事故による場合を除き、レベルは手術前に医療チームと決めます。同じ診断でも、原因や血管・皮膚の状態によって人それぞれ異なります。
レベルごとに義足はどう違いますか?
| レベル | 残る主な関節 | 一般に検討される義肢 |
|---|---|---|
| 足部の一部 | 足首と膝 | シリコーン製の足趾義足、またはオーダーメイドのシリコーン製前足部義足・足部全体の義足 |
| 足関節(足関節離断) | 膝継手 | 足首まわりを包む義肢。設計は断端によって異なります |
| 膝下(下腿切断) | 膝継手 | 下腿義足:ソケット、ライナー、連結部品、足部 |
| 膝関節(膝離断) | 股関節 | 膝継手付きのソケット |
| 膝上(大腿切断) | 股関節(残っている場合) | ソケット、膝継手、足部。レベルが高いほどソケットの設計は難しくなります |
足部の部分切断と足関節での切断
足の指1本の切断から前足部や足首まわりまで範囲が広く、多くの種類に分かれます。このレベルでは、電子部品よりもオーダーメイドのシリコーン義肢が一般的です。足趾だけ、前足部だけ、あるいは足全体の形など、必要な部分だけを製作し、靴の中の隙間を埋めて足の見た目を取り戻します。


下腿切断
すねの部分で切断し、膝関節が残ります。ご自身で膝を曲げ伸ばしできるため、義足に膝継手はなく、ソケット、ライナー、連結部品、足部で構成されます。膝が残っていると、階段の昇り降りや座る・立ち上がる動作がしやすい傾向があります。
膝離断
膝関節の部分で脚を離断します。大腿はすべて残り、膝のお皿(膝蓋骨)も通常は残ります。曲げ伸ばしは膝継手が担うため、ソケットと膝継手を一緒に設計します。

大腿切断
膝関節より上の大腿部のどの高さでも行われることがあります。股関節や骨盤に及ぶ切断も、それぞれ固有の名称がありつつ、ここにまとめて扱われることがあります。義足はソケット、膝継手、足部を組み合わせたもので、レベルが高くなるほどソケットが体を支える方法も変わります。
なぜ脚を切断するのですか?
ほかの治療で状態を改善できず、そのままにしておくと健康や生命に危険が及ぶおそれがある場合に、切断が検討されます。目的は、症状を和らげ、機能を保ち、日常生活への復帰を助け、そして何より命を守ることです。
主な原因には、けが、血管の病気、糖尿病の合併症などがあります。手術をするかどうか、どのレベルで行うかは、必ず医療チームと一緒に決めることです。
Silobionicはどのようにサポートしますか?
Silobionicは、シリコーン製の足趾義足や足部の部分義肢から、下腿義足・大腿義足まで、義足を設計・製作しています。まず切断レベル、断端の形、取り戻したいことなどのお話を伺うことから始め、ソケットと部品をお客様と一緒に決め、完成前にチェックソケット(仮ソケット)で適合を確認します。手術がまだ先であれば、早めのご相談がこの先を思い描く助けになります。
よくあるご質問
切断レベルは誰が決めるのですか?
原因とご本人の状態をもとに、医療チームが決めます。手術がまだ先であれば、早めに義肢クリニックに相談することで、その後の流れをイメージしやすくなります。
膝が残るとどんな違いがありますか?
ご自身の膝を動かせるため、義足に膝継手が不要で、一般に構造がシンプルになります。ただし、慣れるまでの早さには個人差があります。
足の指だけを失った場合も義肢は必要ですか?
人によって異なりますが、シリコーン製の足趾義足で形を取り戻し、靴の中の隙間を埋めることができます。足を拝見したうえでアドバイスします。
大腿切断の後でも義足で歩けますか?
義足の一部として膝継手を使い、歩くことを目標にします。どこまでできるかは状態とリハビリによって異なるため、医療チーム・リハビリチームと一緒に計画してください。