義肢のライナーとは?自分に合うタイプは?

義足用ライナーとは、ソケットを装着する前に断端に巻き上げるように着ける、ぴったりとしたスリーブです。圧迫や衝撃を和らげ、ソケットがしっかり保持されるのを助けます。ライナーには、ソフトジェル(シリコーン)、熱可塑性ジェル、粘弾性タイプなどいくつかの素材があり、厚さやロック方式もさまざまです。どれか一つが単純に優れているわけではなく、適したものは断端の形、活動量、皮膚の状態、お使いの義足によって異なります。
ライナーはどんな役割をしますか?
義足は、ソケット、足部、継手、連結部品が一緒に機能するシステムです。ライナーは、断端(切断後に残った脚の部分)に靴下のように巻き上げて着けるスリーブで、その上にソケットをはめます。皮膚に直接触れる最も内側の層であるため、一日の快適さを大きく左右します。
- 圧力を分散する — ソケットが小さな一点を圧迫しないようにします。
- 衝撃を吸収する — 足が着地するたびに衝撃の一部を受け止めます。
- 適合を高める — 断端とソケットの間の動きを減らし、一歩一歩が安定して感じられるようにします。
- 皮膚を守る — 硬いソケットが直接肌に擦れるのを防ぎます。
ライナーの素材による違いは?
| 種類 | 特徴 | 検討されることが多い場合 |
|---|---|---|
| ソフトジェル(シリコーン)ライナー | クッション性のあるジェル構造で皮膚への圧迫を和らげる、快適さ重視のタイプ | 日常的に歩く方の多く |
| 熱可塑性ジェルライナー | 耐久性と安定性を重視した設計で、形が独特な断端にもよく密着しやすい | 骨の突出や不規則な形がある断端、または皮膚が敏感な場合 |
| 粘弾性ライナー | 衝撃吸収性と元に戻る力のバランスが取れており、断端の凹凸にぴったり沿う | 圧力が一か所に集中してはならない場合 |
義肢の分野では、活動量、つまりどれくらい、どれほど活発に歩くかに応じて部品を選ぶことがよくあります。同じ素材でも厚さや硬さが異なるため、ご自身の活動量に合った組み合わせを見つけることが大切です。
ロック方式も重要です
ライナーは、ソケットへの取り付け方も異なります。ピンライナーは先端にピンがあり、ソケットの底部にロックされます。クッション(シリコーン)ライナーはピンがなく、密着と空気圧によって保持され、真空システムを併用することもあります。どちらが合うかは、断端の長さと形、ソケットの設計によって異なります。

自分に合うライナーはどう選べばよいですか?
- 断端の形と長さ — 骨の突出、傷あと、凹凸を確認します。
- 活動量 — 主に自宅で歩く場合と、通勤や何時間にも及ぶハイキングをする場合とでは異なります。
- 皮膚の状態 — 皮膚が敏感な方や傷つきやすい方は、担当の医療チームに相談し、ご相談の際に当院にもお知らせください。
- 現在お使いの義足 — ソケットや部品によって、組み合わせられるライナーが絞られることがあります。
同じ義足でも、ライナーを変えると歩いたときの感覚が変わることがあります。小さな部品に見えますが、ソケットと同じくらい丁寧に選ぶ価値があります。

Silobionicはどのように選んでいますか?
Silobionicは義足を設計・製作しており、その一環として、断端の状態、歩き方、現在お使いの義足をもとに、お客様と一緒にライナーを選びます。ライナーの厚さと素材はソケットの型を採る段階で組み込み、完成前にチェックソケット(仮ソケット)で実際の装着感を確認します。
ライナーはどう手入れすればよいですか?
ライナーは肌に直接触れるため、汗や汚れがたまります。洗浄方法は素材によって異なるため、メーカーの説明に従い、洗った後は完全に乾かしてください。伸びたり破れたりして密着しにくくなった場合は、交換について当院にご相談ください。
よくあるご質問
ライナーなしで義足を使えますか?
ソケットの設計によっては、ライナーの代わりに義足用ソックスを使うものもありますが、多くの場合、ライナーは皮膚を守り適合を高めるのに役立ちます。どの方法が合うかは、断端を拝見したうえで判断します。
最も快適なライナーはどれですか?
どなたにも合う一つのライナーはありません。適した素材と厚さは、断端の形、活動量、皮膚の状態、お使いの義足によって異なります。
皮膚が敏感な場合は、どのライナーを使えばよいですか?
皮膚が敏感な方や傷つきやすい方は、担当の医療チームにご確認ください。ご相談の際にお知らせいただければ、素材と厚さを選ぶ際に考慮します。
ライナーはどのくらいの頻度で交換すべきですか?
使用頻度や手入れの状態によって異なります。伸びたり、破れたり、密着しにくくなったりした場合は、点検を受けて交換についてご相談ください。