シリコーン製スキンカバーで、やけどの傷あとやへこんだ皮膚を隠せる?

はい。義肢に使うものと同じ医療用グレードのシリコーンで、傷あとやへこんだ部分の上に装着するオーダーメイドのシリコーン製スキンカバーを作ることができます。首、前腕、ふくらはぎ、太ももなどの部位に合わせて型を取り、最終品の前にチェックソケット(お試し用カバー)で厚みと装着感を確かめます。傷あとを消すものではなく見た目を取り戻すためのもので、結果には個人差があります。
シリコーン製スキンカバーとは?
シリコーン製スキンカバーは、傷あとや皮膚がへこんだ部分の上に装着する、オーダーメイドのシリコーンの層です。義肢に使う医療用グレードのシリコーンを用い、お体の形に合わせて型を取って作ります。着けたいときに着けて、また外すことができます。
ご相談でよく伺うお悩みは次のとおりです。
- やけどの傷あと — 首や腕など、服で隠しにくい場所
- 手術の傷あと — 手術後に皮膚の質感や色が変わった部分
- 皮膚のへこみ — たとえばけがの後に組織が失われたふくらはぎ
- 太さの差 — たとえばポリオの後などで片方の脚がもう片方より細い場合
どこに作ってきたか — 7件の実際の事例
| 部位 | 悩み | 件数 |
|---|---|---|
| 首 | やけどの傷あと | 1 |
| 前腕 | 傷あと | 2 |
| ふくらはぎ | 皮膚のへこみ | 2 |
| ふくらはぎ | 傷あと | 1 |
| 脚(太もも) | ポリオ後の太さの差 | 1 |
腰までの部位ならカバーを作ることもできます。傷あとは大きさも位置も一つひとつ異なるため、可能かどうかは対面で確認します。
スキンカバーはどのように作られますか?
工程はシリコーン義肢と同じ流れです。
- ご相談 — 部位、普段の服装、いちばん気になる場面について伺います。
- 型取り — カバーする部位と、反対側の対応する部位の型を取ります。
- 肌色測定 — E-SKINスキャナー(SPECTROMATCH、英国)で周囲の肌をデジタル測定し、顔料を合わせます。
- チェックソケット — お試し用カバーを着けていただき、厚み、装着感、反対側と揃っているかを確かめて調整します。
- お渡し — 色と質感を仕上げ、着け方・外し方とお手入れの方法をご説明します。


なぜ反対側と比べるのですか?
へこんだ部分を覆うカバーは、服の下でも素肌でも自然に見えるよう、高さの差を埋める必要があります。一方、傷あとを隠すだけのカバーは、厚すぎると縁が目立ってしまうことがあります。そのためチェックソケットの段階で、カバーを着けた側を反対側と並べ、厚みと輪郭を比べます。この段階で調整しておくことで、完成したカバーの手直しが後で少なくて済みます。

傷あとの治療とは何が違いますか?
スキンカバーは傷あとを消したり治したりするものではありません。傷あとそのものに働きかける治療や再建手術については、皮膚科医または形成外科医にご相談ください。スキンカバーは、治療と並行して、あるいは治療の後に、その部分の見た目がまだ気になるときに見た目を取り戻すための方法です。
周囲の肌に自然になじむカバーを目指していますが、結果は部位や傷あとの形によって異なります。使ううちに破れたり合わなくなったりした場合はアフターケアを提供し、修理ができない場合は再製作をご案内します。
よくあるご質問
大きな傷あと用のカバーも作れますか?
首、前腕、ふくらはぎ、太ももの製作実績があり、腰までの部位なら製作できます。大きさや形は対面で確認します。
スキンカバーを着けると傷あとは良くなりますか?
いいえ。治療ではなく、見た目を取り戻すためのものです。傷あとそのものの治療については医師にご相談ください。
肌の色はどのように合わせるのですか?
E-SKINスキャナー(SPECTROMATCH、英国)で周囲の肌をデジタル測定し、その数値に合わせて顔料を調色します。
片方の脚がもう片方より細いのですが、カバーで揃えられますか?
はい。チェックソケットの段階で反対側の脚と太さを比べて調整します。ポリオの後に細くなった脚のカバーを作った実績があります。