小耳症の赤ちゃんに、手術前にシリコーン製の耳は役立つ?

小耳症(生まれる前に外耳が十分に発達しなかった状態)の赤ちゃんの場合、再建手術に適した時期を待つ間、オーダーメイドのシリコーン製の耳で耳の見た目を整えることができます。シリコーン製の耳は見た目を回復させるだけで、聴力や内耳を治療するものではありません。そのため、最初のステップは必ず耳鼻咽喉科の専門医または形成外科医による評価です。
小耳症とは?
小耳症は、外耳が十分に形成されない生まれつきの状態で、耳が小さかったり形が異なったりします。出生前の超音波検査で見つかることもあれば、生まれてから気づくこともあります。
見た目は外耳がどの程度発達しているかによって異なり、外耳道や聴力の違いを伴うこともあります。
耳の形が変わっていれば、必ず小耳症ですか?
耳が小さい、形がはっきりしないというだけで、ご両親が判断するのは難しいものです。出生後に赤ちゃんの耳に違いがあると気づいたら、まず耳鼻咽喉科の専門医または形成外科医の評価を受けてください。
聴力も調べたほうがよいですか?
はい。見た目とは別に、外耳道や聴力の確認が必要な場合があります。新生児聴覚スクリーニングに合格していても、耳鼻咽喉科の専門医による詳しい検査をおすすめします。これはシリコーン製の耳の製作とは別のことです。
手術の代わりにシリコーン製の耳を使えますか?
新生児やごく幼い赤ちゃんは、すぐに耳の手術を受けられないことが多くあります。この時期に耳の見た目を整えたい場合、オーダーメイドのシリコーン製の耳は検討できる選択肢のひとつです。手術が適さない場合にも、手術ができるようになるまでの間にも考えられます。
| 耳の再建手術 | オーダーメイドのシリコーン製の耳 | |
|---|---|---|
| 目的 | お子さま自身の軟骨またはインプラントを使って耳の形を作ります | 見た目を整えます |
| 時期 | お子さまの成長に合わせて医療チームが決めます | 医療上のアドバイスを受けた後、早い時期から検討できます |
| 聴力・内耳 | 別途評価します | 聴力や内耳の構造に対する治療の代わりにはなりません |
| 成長 | 医療チームと計画します | 耳の成長に合わせて再製作が必要になることがあります |
シリコーン製の耳はどのように作り、どのように着けますか?
- 形 — 既製品ではありません。反対側の耳の型を取り、形と大きさを合わせます。
- 肌の色 — E-SKINスキャナー(SPECTROMATCH、英国)で耳の周りの肌をデジタル測定し、色がなじむようにします。
- 装着 — 医療用接着剤で装着し、顔の輪郭に自然につながるようにします。お子さまの肌に合うかどうかは、ご相談の際に一緒に確認します。
- 日常生活 — 耳を装着したままでも、マスクやメガネを掛けることができます。

お子さまの成長はどのように考慮しますか?
赤ちゃんの小耳症への対応に、ひとつの正解はありません。医療チームの診断をもとに、手術の時期と手術以外の方法を比べたうえで、お子さまに合うものを選ぶことをおすすめします。お子さまの成長とともに耳の大きさも変わるため、途中でシリコーン製の耳を再製作する必要が出てくることがあります。
Silobionicは、15年以上の製作ノウハウと累計6,000件以上の製作実績を、すべてのご相談に生かしています。お子さまの耳の写真とご質問をお送りいただければ、何ができるかをご説明します。
よくあるご質問
新生児でもシリコーン製の耳を着けられますか?
小耳症のごく幼い赤ちゃんのためにも、シリコーン製の耳を製作しています。まず耳鼻咽喉科または形成外科での評価を受けていただき、お子さまの肌に合うかどうかはご相談の際に一緒に確認します。
シリコーン製の耳で聴力はよくなりますか?
いいえ。シリコーン製の耳は見た目を回復させるだけで、聴力や内耳を治療するものではありません。聴力は耳鼻咽喉科の専門医に別途確認してもらってください。
子どもが成長するとどうなりますか?
耳はお子さまの成長とともに大きくなるため、それに合わせてシリコーン製の耳を再製作する必要が出てくることがあります。
シリコーン製の耳はどのように装着しますか?
医療用接着剤で装着します。装着したままでも、マスクやメガネを掛けることができます。
手術とシリコーン製の耳のどちらかを選ばなければなりませんか?
必ずしもそうではありません。手術を待つ間にシリコーン製の耳を使うご家族もいます。お子さまに合う方法は医療チームとご相談ください。