指義手が快適でなく、ほとんど着けていない。何を確認すべき?

指義手を作ったのにほとんど使っていない場合は、まず4つの点を確認してください。欠損部へのフィット感、内部の空洞、圧迫、肌の色です。欠損部から精密に型取りし、空いた部分をシリコーンで満たしたオーダーメイドのシリコーン製指義手は、装着感を大きく変えることがあります。結果には個人差があります。
どこで作ったかより、自分に合っているかが大切です
指義手を手に入れる経路はさまざまです。治療を受けた病院から紹介される方、ご自身で製作先を比較して選ぶ方、また仕事中にけがをされた方は労災保険や勤務先の支援で製作することもあります。どの経路であっても、本当に問うべきことは同じです。欠損部に合わせて作られたかどうかです。
指は小さくても、その義肢は手全体と同じ工程(型取り、肌色マッチング、装着・調整)を経ます。指先は敏感で、繰り返し圧迫されたりこすれたりするとすぐに痛くなります。また手は常に人目に触れるため、色、爪の形、厚み、しわのすべてが目に留まります。
確認すべき4つのポイントは?
| 確認項目 | よくある問題 | オーダーメイドでの対応 |
|---|---|---|
| フィット感 | 欠損部に密着せず、ねじれたり抜けたりする | 欠損部の型からソケットを成形する |
| 内部 | 中が空洞で、指を支えない | 欠けた部分をシリコーンで満たし、指をしっかり支える |
| 圧迫 | きつすぎて先端が痛む、または緩すぎる | 痛みやすい部分を確認し、圧力のバランスをとる |
| 色と形 | 色が浮いて見え、バランスが不自然 | もう一方の手から型取り。E-SKIN で肌の色をデジタル測定 |
合わない義手は、装着する時間がだんだん短くなり、最後には引き出しにしまわれがちです。だからこそ、自然な見た目と同じくらい、一日中着けていられる快適さが大切です。
あるお客様の再製作の経過
あるお客様は仕事中に指をけがし、手術を受けた病院と提携する製作先で義手を作りました。その義手は欠損部に密着せず、中が空洞だったため指を支えることができませんでした。色も合っておらず、ほとんど使われていませんでした。
私たちはまず、指先に残る痛みから取り組みました。欠損部の型を取った後、空いた部分をシリコーンで満たして義手が指をしっかり支えるようにし、痛みが悪化しないよう圧力のバランスをとりました。お客様が何よりも先に口にされたのは見た目ではなく、以前よりずっと着け心地が良いということでした。

正直にお伝えすべきこともあります。手術の傷あとの影響で、欠損した指の先端が周囲の肌よりやや濃い色になっており、その色が義手越しにわずかに透けて見えました。デジタルの肌色マッチングを行っても、欠損部の状態によってはこのような差が残ることがあります。

装飾用の指と作業用の指を同時に製作
勤務先から一部支援を受け、お客様は装飾用のシリコーン製義手と一緒に作業用の指義手も製作されました。作業用の指義手は細部の表現が少ない代わりにしっかりとしており、事務作業など手を常に使う日常の作業に向いています。

仕事中のけがですか?準備すること
韓国では、仕事中にけがをされた方は産業災害補償保険(通称 sanjae)や勤務先の支援を検討することが多く、ほかの国でも同様の労働災害制度が適用される場合があります。支援の有無や金額は、事故の状況、診断内容、勤務先によって異なりますので、始める前に関係機関にご確認ください。ご相談の際に状況をお知らせいただければ、それに合わせて作業を計画します。
よくあるご質問
指先にまだ痛みがあっても指義手を使えますか?
はい。どこが痛むのか、圧迫にどれくらい敏感なのかを把握して設計に反映する必要がありますので、ご相談の際に詳しくお聞かせください。
肌の色はどのくらい合わせられますか?
E-SKIN(SPECTROMATCH、英国)で肌の色をデジタル測定し、オーダーメイドの顔料を調合します。欠損部の先端が濃い色をしていたり肌の状態が異なったりする場合は、多少の差が残ることがあります。
他社で作った義手が不快です。新しく作ってもらえますか?
はい。何が合わないのかを教えていただき、欠損部の写真をお送りください。原因を一緒に確認し、オーダーメイドでの再製作の方向性をご提案します。
仕事中にけがをしました。費用の支援を受けられますか?
事故の状況、診断内容、勤務先によって異なります。関係する保険機関や勤務先に確認したうえで、その内容をお知らせください。それに合わせて計画を立てます。