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親指の爪の部分だけを失ったのに?全指型の義手を作った理由

Silobionic 臨床・製作チーム · · 4分で読めます

標準カラーチャートの上で合わせた両手の親指。片方にシリコーン製の指義手を着けている
要点

失った部分が1関節に満たない場合でも、もともと短めの親指には全指型が合うことがあります。お客様はもう片方の親指より少し短くとのご希望だったため、チェックソケットの段階で長さと太さを丁寧に比べました。部分がどれほど小さくても、工程は同じ標準3回の来院です。

お客様がご相談に来られた理由は?

お客様は仕事中の事故で、片方の親指の爪がある先端部分を失いました。ご家族に心配をかけたくないと、けがが目立たない方法を探してご相談に来られました。仕事中のけがだったため、韓国の労災保険(業務上のけがに対する国の制度)で扱われ、費用は勤務先が負担しました。

装着前、カラーチャートの上に置いた両手の甲。片方の親指の先端が欠損している
装着前:爪の部分を含む親指の先端が欠損している

失ったのは爪の部分だけ — なぜ全指型なのか?

指義手には大きく分けて2つの形があります。残っている指の先端にかぶせる1節型と、指全体を覆う全指型です。失った長さだけを見れば、1節型が当然の選択に思えます。しかしこの親指はもともと短めだったため、短い親指に小さなキャップを足すよりも、親指全体を覆うほうが合うと判断しました。

状況・ご要望反映した方法
爪の部分を欠損、もともと短めの親指全指型
もう片方の親指より少し短くチェックソケットで長さと太さを並べて比較
爪の形もう片方の親指の爪から型取り、特許取得済みの爪製作技術
肌と爪の色E-SKIN(SPECTROMATCH、英国)でデジタル測定
しわもう片方の親指の型から再現

もう片方の親指より短くするには、どうしたのでしょうか?

お客様は、もう片方とまったく同じではなく、少し短めの親指を望まれました。2回目の来院では、チェックソケット(最終の義手を作る前に装着する試作品)を使い、その長さと太さをもう片方の親指に当てて入念に確認しました。仕立て屋の仮縫いのように、最終品を作る前にご希望の感覚を固める段階です。

爪と肌の色はどのように合わせたのでしょうか?

もう片方の親指の爪の型を取り、当社の特許取得済みの爪製作技術で爪を作りました。肌と爪の色は E-SKIN でデジタル測定し、その数値に合わせて顔料を調合しました。形ももう片方の手から写し取るため、各関節の細かなしわまで義手に再現されます。

親指の義手を着け、カラーチャートの上で開いた両手のひら
手のひら側:しわはもう片方の親指の型から再現

完成した親指が届いたとき、お客様は思っていたよりずっと自然に見えるとおっしゃいました。本物の指と見分けにくい仕上がりを目指していますが、仕上がりには個人差があります。ビフォー・アフターの写真は、標準カラーチャートを使い、同じ条件で、修正なしで撮影しています。

小さな部分でも3回の来院が必要ですか?

はい。欠損部(断端)が小さいからといって、ご相談や確認を省くことはありません。

指に型取り材を塗る技術者
初回来院時に、欠損のある親指ともう片方の手の型を取る様子
  1. 1回目の来院 — ご相談、欠損部ともう片方の手の型取り、肌の色の測定。
  2. 2回目の来院 — チェックソケットで長さ・太さ・着け心地を確認し、変更点を相談します。
  3. 3回目の来院 — 完成した義手を試着していただき、最終の手直しがないか確認します。当日の肌に合わせて色を少し調整することがあり、使い方とお手入れをご説明します。

ご相談からお渡しまで約4〜6週間(特急製作の場合は1〜2週間)かかり、指1本の製作だけなら7〜10日です。韓国へお越しになる場合は、オンライン相談の際に日程をお知らせください。それに合わせて来院の計画を立てます。

よくあるご質問

爪の部分だけを失った場合でも義手は作れますか?

はい。残っている指の長さと形を見て、1節型と全指型のどちらが合うかをお客様と一緒に決めます。

義手の長さをもう片方の指と変えることはできますか?

はい。チェックソケット(仮ソケット)の段階で、もう片方の指と長さや太さを比べ、ご希望に合わせて調整します。

こんなに小さな部分でも、本当に3回の来院が必要ですか?

標準の工程は大きさにかかわらず3回の来院です。型取り、チェックソケットでの装着確認、完成した義手のお渡しです。

爪はどのように作りますか?

もう片方の手の対応する爪の型を取り、当社の特許取得済みの爪製作技術で作ります。

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ご相談ください

お客様の状況をお聞かせください。

欠損部の写真と、もう一度やりたいことをお送りください。英語で、率直なご案内、おおよその期間、個別のお見積もりをお返しします。

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