切断から何年も経っていても指義手は作れる?

はい。欠損部が現在安定していれば、切断からどれほど時間が経っていても指義手は製作できます。十分に落ち着いた部位は、かえって型取りしやすいこともあります。Silobionicでは、けがをした時期ではなく、残っている指、切断の位置、義肢を何のために使いたいかから確認を始めます。
時間が経った切断のほうが、かえって合わせやすいのですか?
切断して間もない時期は、まだむくみが引いている途中で、欠損部の形がしばらく変わり続けることがあります。この時期に取った型は、後になって緩く感じたりきつく感じたりすることがあります。何年もかけて落ち着いた部位は形が保たれやすいため、型取りしたフィット感が合い続ける可能性が高くなります。
ですから、単に時間が経ちすぎたことを心配する必要はありません。ただし、状況は一人ひとり異なり、何ができるかは欠損部を拝見したうえで確認します。

まず最初に確認する3つのこと
1. 残っている指
残っている長さ、皮膚の状態、傷あとの広がりは、義肢の固定方法や、ソケット(指を包む内側の部分)の設計に関わります。傷あとがあっても装着できる方は多いですが、直接拝見して評価します。
2. 切断の位置
指節の一部を失ったのか、1つの指節を丸ごと失ったのか、指全体を失ったのかによって、合う義肢の種類が変わります。
3. 何のために使いたいか
人前で手が自然に見えることが最も大切ですか、それとも仕事で指を使うための補助が必要ですか?例えば事務仕事など、指をよく使う方は、装飾用の義肢と作業用の義肢を1組で作ることもあります。
| 種類 | 重視する点 | 特徴 |
|---|---|---|
| 装飾用シリコーン指義手 | 見た目 | 反対側の手から型を取り、爪・しわ・血管まで再現 |
| 作業用の指 | 日常の作業 | 細部の表現は少なめ、日常使いのためにより丈夫に製作 |
| 3Dチタン製の機能指義手 | 握る機能 | 指全体を失った場合向け。Point Designs(米国)製。Silobionicは韓国における独占販売代理店です |

どのように製作しますか?
- 型取りと肌の色の測定 — 欠損部と、反対側の手の対応する指の型を取ります。肌の色はE-SKIN(SPECTROMATCH、英国)でデジタル測定し、その測定値をもとに専用の顔料を調色します。
- チェックソケット — 最終的な義肢を作る前に仮のソケットを試着していただき、長さ・装着感・圧迫を確認し、ご意見に合わせて調整します。
- お渡し — 爪は当社の特許取得済みの爪製作方法で作り、細部の仕上げが終わったら義肢を試着していただき、お手入れ方法をご説明します。
標準的な工程は3回の来院で、ご相談からお渡しまで約4~6週間です(特急製作の場合は1~2週間)。指そのものの製作期間は7~10日です。期間は欠損部の状態によって異なります。

ご相談の前にお知らせいただきたいこと
- どの指を、どの関節まで失ったか
- 残っている長さと傷あとの位置 — 写真が最も役立ちます
- けがをした時期
- 主に見た目を求めているのか、作業の補助を求めているのか
当社の臨床・製作チームには、15年以上の製作ノウハウと累計6,000件以上の製作実績があります。写真とお話をお送りいただければ、何ができるかを率直にお伝えします。結果には個人差があります。
よくあるご質問
指を失ったのは20年以上前です。問題はありますか?
いいえ。どれほど前のことであっても、現在の欠損部が安定していれば義肢は製作できます。けがをした時期よりも、現在の状態のほうが重要です。
傷あとがあっても作れますか?
多くの場合、作れます。傷あとの範囲や皮膚の状態によって義肢の固定方法が変わるため、直接拝見して確認します。
装飾用の指と作業用の指の違いは何ですか?
装飾用の指は、爪・しわ・血管まで再現し、自然な見た目を重視します。作業用の指は細部の表現は少なめですが、日常の作業のためにより丈夫に作ります。どちらも反対側の手から型を取って作ります。
問い合わせの際には何を伝えればよいですか?
切断の位置、残っている長さ、切断した時期、そして見た目を重視するのか作業の補助を求めるのかをお知らせください。欠損部の写真があれば、より具体的なご案内ができます。