拘縮で短くなった指を、シリコーン義肢で覆える?

はい。拘縮で短く細くなった指の上から、シリコーン製指義手を装着できます。反対側の手の同じ指に、長さ・太さ・肌の色を合わせます。拘縮した指そのものの形や動きは変わりません。手を楽にしているときに最も自然に見えます。
指の拘縮とは何か、義肢はどう役立つのか
拘縮とは、関節が硬くなったり引きつれたりして、指がまっすぐに伸びなくなる状態です。生まれつきの方もいれば、デュピュイトラン拘縮(手のひらの下の組織が厚くなるもの)ややけどの瘢痕によって起こる方もいます。原因や治療は人によって異なるため、症状そのものについては手の専門医や主治医にご相談ください。
Silobionicがお手伝いできるのは見た目の部分です。指を失っていなくても、拘縮によってほかの指より明らかに短く細くなっている場合、その上からシリコーン義肢をかぶせて長さと太さを揃えることができます。
この事例:第二関節から硬くなった人差し指
お客様の人差し指は第二関節から曲がった状態で固まり、隣の指より短く細くなっていました。義肢で拘縮した指をまっすぐにすることはできないため、指を内側に収める形の義肢を設計しました。

形の基準は反対側の手です。影響を受けていない側の手の人差し指をもとに義肢を造形したため、両手の人差し指はほぼ同じ長さと太さになります。机の上に置いたときや体の横に下ろしたときなど、手を楽にしているときに目立ちにくい仕上がりを目指しました。

義肢にできること、できないこと
| 期待できること | できないこと | |
|---|---|---|
| 形状 | 反対側の手に合わせた長さと太さ | 拘縮した関節をまっすぐにしたり動かしたりすること |
| 色 | E-SKINの測定値から調合した肌と爪の色 | 誰にでも同じ結果を出すこと — 結果には個人差があります |
| 姿勢 | 手を楽にしているときの自然な見た目 | 大きな動きで本物の指のように曲がること |
結果は、指の拘縮の程度と残っている長さによって異なります。製作を始める前に実際に手を拝見し、どのような形が実現できるかをお伝えします。
どのように製作しますか?
流れはほかの指義手と同じです。標準3回の来院で、ご相談からお引き渡しまで約4〜6週間、そのうち指そのものの製作に7〜10日かかります。
- 型取りと肌色測定 — 拘縮した指と反対側の手の型を取り、E-SKIN(SPECTROMATCH、英国)で肌の色をデジタル測定して、オーダーメイドの顔料を調合します。爪は当社の特許取得済みの爪製作技術で作ります。
- チェックソケット(仮ソケット) — 最終的な義肢を作る前に試作品を試着していただき、長さと太さが反対側の手と合っているか、きつすぎたりゆるすぎたりしないかを確認します。拘縮した指は形の個人差が大きいため、この段階で調整すべき点が見つかります。
- お引き渡し — 完成した義肢を試着していただき、装着方法とお手入れ方法をご説明します。

価格はどのように決まりますか?
義肢が指のどれだけを覆う必要があるか — 1節分か指全体か — によって異なります。日常の見た目のための装飾用義肢に加えて、手作業のための作業用義肢もあわせて注文されるお客様もいらっしゃいます。こうした選択によって変わるため、欠損部を拝見してからお見積もりします。事前に写真をお送りいただければ、英語でのオンライン相談も承ります。
よくあるご質問
指を失っていなくても指義手は作れますか?
はい。拘縮などにより指が短く、あるいは細くなっている場合、その上からかぶせる義肢を製作できます。適しているかどうかは、手を拝見したうえで確認します。
装着すると指はまっすぐになりますか?
いいえ。義肢は見た目を合わせるもので、関節の形や動きを変えるものではありません。拘縮の治療については主治医にご相談ください。
反対側の手とどのくらい近く見えますか?
長さ・太さ・爪を反対側の手をもとに造形し、デジタルの肌色測定値から色を調合します。本物の指と見分けがつきにくい仕上がりを目指していますが、結果には個人差があります。
どのくらいの期間がかかりますか?
標準3回の来院で、ご相談からお引き渡しまで約4〜6週間です。指そのものの製作には7〜10日かかります。