指の切断手術のあとに気をつけることは?

術後に気をつけたいことは主にむくみ・痛み・心のケアの3つです。むくみにはマッサージと圧迫がよく用いられます。痛みは傷によるものの場合も幻肢痛の場合もあります。そして、心のつらさが長く続く場合は専門家のサポートが助けになります。ここに書いたことよりも、傷の治り具合をふまえた医師の助言が常に優先されます。
術後に何が変わりますか?
回復のペースは人それぞれです。この時期には、むくみ、縫合部や欠損部(断端)の痛み、失った指からの感覚があるのはよくあることです。突然の事故の後は、体と同じくらい心も揺さぶられることがあります。多くのお客様がこの時期を経験しており、ご相談の中でそのお話をよく伺います。
| 気をつけること | よく用いられる方法 | 事前に確認すること |
|---|---|---|
| むくみ | 手のマッサージ、圧迫包帯やテープ | 傷が完全に治っているか、病院の助言 |
| 痛み | 病院での治療、幻肢痛についての助言 | どのような痛みか、どのくらい続くか |
| 心のケア | 家族や友人と話すこと、専門家によるカウンセリング | つらい気持ちが続いているか |
1. むくみはどのようにケアしますか?
むくみを軽くするには、マッサージと圧迫がよく用いられます。マッサージは、縫合した傷が完全に治ってリハビリの段階に移るまで待ち、始める前に医師に確認してください。治っていない傷をマッサージすると、傷が開くおそれがあります。
リハビリでよく紹介される手のマッサージの概要は次のとおりです。失った指の周りだけでなく、手全体をほぐすことが一般的にすすめられます。
- 指 — 指先から手のひらに向かって、軽い力でやさしくなでます。
- 親指と人差し指の間 — こりをほぐすように、じっくり押します。
- 手の甲の骨と骨の間 — 指から手首に向かって、溝に沿って押します。
- 手のひらのふくらんだ部分 — じっくり押してほぐします。
力加減や回数は、ケアチームから助言された範囲内で、こわばりのほぐれ具合に合わせて調整してください。
圧迫は通常、病院で圧迫包帯やテープを使って行われます。病院の助言に従ってください。その後も教わった方法で圧迫を続けることで、欠損部(断端)の形が落ち着きやすくなる場合があります。
2. 痛みにはどのような種類がありますか?
術後の痛みは、一般的に2種類に分けられます。
- 傷と縫合部の痛み — 病院でのケアのもとで傷が治るにつれ、少しずつ和らぐことが多いものです。
- 幻肢痛 — 失った指があった場所に感じる痛みです。時間とともに薄れることもありますが、長引くこともあるため、気づいたら早めに医師に相談することをおすすめします。
幻肢痛が起こる理由や、リハビリで使われるミラーボックスの考え方については、別のジャーナル記事で取り上げています。
3. 心のケアはどうすればよいですか?
指を失うことで変わるのは体だけではありません。仕事や日常生活、人と会うときの気持ちにも影響することがあります。すぐに適応する方もいれば、深い喪失感を抱き、ひきこもりや気分の落ち込みが長く続く方もいます。
その気持ちが続くようであれば、メンタルヘルスの専門家への相談を先延ばしにしないでください。体の具合が悪いときに医師にかかるのと同じように、心にもサポートが必要なことがあります。一人で立ち直るのが難しいと感じるのは、決して恥ずかしいことではありません。
義肢はいつ検討すればよいですか?
適切な時期は傷の治り具合によるため、医師と相談して決める必要があります。Silobionic のシリコーン製の指義手は標準3回の来院で完成し、ご相談からお渡しまで約4〜6週間(特急製作の場合は1〜2週間)です。時期について詳しくは、切断後いつ指義手を作るかについてのジャーナル記事をご覧ください。
よくあるご質問
術後、いつからマッサージを始められますか?
縫合した傷が完全に治り、医師から許可が出てからです。治る前にマッサージをすると、傷が開くおそれがあります。
幻肢痛について医師に相談すべきですか?
長引くこともあるため、気づいたら早めに医師に相談することをおすすめします。
心のつらさは時間とともに良くなりますか?
人によって異なります。ひきこもりや気分の落ち込みが長く続く場合は、メンタルヘルスの専門家に助けを求めることをおすすめします。
手術後すぐに義肢を作れますか?
傷の治り具合によりますので、時期は医師とご相談のうえお決めください。当社の工程は標準3回の来院で、お渡しまで約4〜6週間です。