短い小指(短指症):手術なしで長さを揃えられる?

短指症は、指の骨の一部が短く成長するため、指がほかより短く見える状態です。指を延長する手術もありますが、手の腱や靭帯は繊細なため、手外科の専門医と慎重に相談する必要があります。手術をせずに長さと形を整えたい場合は、短い指の上に装着するオーダーメイドのシリコーン製指義手も選択肢の一つです。
短指症とは?
短指症では、指(または足の指)の骨と関節はすべてそろっていますが、そのうち1本の骨が十分な長さまで伸びていないため、その指が目立って短くなります。通常は生まれつきのもので、遺伝性と説明されることが多くあります。
痛みがなくても、手は毎日人目に触れます。短い指の見た目を何年も気にし続け、機能よりもそのことがきっかけで解決策を探し始める方もいます。痛みや動かしにくさがある場合は、まず医師の診察を受けてください。
手術とシリコーン製の指義手、何が違うのでしょうか?
| 延長手術 | シリコーン製の指義手 | |
|---|---|---|
| アプローチ | 骨を延長する手術 | 短い指にかぶせて装着 |
| 製作工程 | 麻酔、手術、回復、リハビリ | 採型、チェックソケット(仮ソケット)での装着・調整、お渡し(標準3回の来院) |
| 検討すべき点 | 術後に腱・靭帯・筋肉や動きがどう変わりうるかは、執刀医とご相談ください | 着け外しができ、日常使用による傷みはアフターサービスで対応します |
指の関節はそれぞれ可動域が広く、腱と靭帯が精密に連動しています。延長後に動きがどう変わるかは人によって異なるため、可能性とリスクについては必ず手の専門医にご確認ください。手術を検討している間に、あるいはまず見た目を整えたいという理由で、シリコーン義肢を調べる方もいます。
事例:両手の小指が短いお客様
お客様の両手の小指は、ほかの指より関節2つ分ほど短い状態でした。いちばんつらかったのは、人前で手を挙げなければならないときだったそうです。

最初の型から作った仮の義肢を試着するチェックソケットの段階で、長さ・太さ・装着感をお客様と一緒に確認しました。話し合いの結果、指先だけを延ばすよりも指全体を覆う義肢のほうが自然に見えるという結論になり、その形で仕上げました。

肌の色はデジタルで測定し、爪はお客様ご自身の爪から取った型をもとに形と色を整えました。アフター写真はビフォー写真と同じ条件で、標準カラーチャートを用い、レタッチなしで撮影しています。
シリコーン製の指義手はどのように作られるのでしょうか?
- 採型 — 短い指ともう一方の手の型を取り、長さと太さを隣の指に合わせます。
- 肌の色 — E-SKINスキャナー(SPECTROMATCH、英国)で肌の色を測定し、その数値をもとにオーダーメイドの顔料を調合します。
- 爪 — お客様ご自身の爪を基準に、当社の特許取得済みの爪製作方法で作ります。
- 細部 — しわや血管は、もう一方の手を手本にして再現します。

標準の工程は3回の来院です。指の製作には7〜10日かかり、ご相談からお渡しまでの全体の工程は約4〜6週間、特急製作の場合は1〜2週間です。本物の指と見分けにくい仕上がりを目指していますが、結果には個人差があります。
よくあるご質問
短指症は手術が必要ですか?
手術をするかどうかは、手の状態と望む結果によって異なり、手外科の専門医と相談して決めることです。見た目が主な悩みであれば、手術をせずに装着するシリコーン製指義手も選択肢の一つです。
指が欠損しているのではなく短い場合でも、義肢を装着できますか?
はい。短い指の上にかぶせて装着し、長さが隣の指と合うように製作します。指のどこまでを覆うかは、チェックソケットの段階で一緒に決めます。
なぜチェックソケットの段階があるのですか?
最終的な義肢を作る前に仮の義肢を試着し、長さ・太さ・装着感を確認して調整するためです。この事例では、この段階で最終的なデザインが決まりました。
どのくらいの期間がかかりますか?
指の製作期間は7〜10日です。ご相談からお渡しまでは標準の来院3回で約4〜6週間、特急製作の場合は1〜2週間です。